キャラ キウイグラナイトのモデル

ニュージーランドのキウイ産の「花崗岩」。海外のスピリチュアルな石の分野では、キウイジャスパーの愛称で知られている。しかし、ジャスパーではない。

めずらしい鳥類のキウイ、その見た目が由来となったフルーツのキウイでおなじみの、ニュージーランド、キウイ産の風変わりな「花崗岩」があります。その「花崗岩」は通称、キウイジャスパーと呼ばれています。しかし、その特徴からまったく「ジャスパー」ではありません。
この風変わりな岩石は、堅実派の石愛好家からは避けられていましたが、特異で確かに興味深い性質から考察、実際に科学的な調査を行う人々もいました。水色の特有の色は「アマゾナイト（天河石）」ではないかという声も多数ありました。
※以下、出典はmindat.orgのスレッドの内容から。https://www.mindat.org/mesg-556080.html
Rolf Egberink氏（mindat.orgのユーザ）がキウイジャスパー（通称）のタンブルを実際にXRD分析した結果が出ました。
キウイジャスパーは、大部分が石英で構成されており、「アルバイト（曹長石）」、「オーソクレース（正長石）」、「黒雲母」、スメクタイト類（おそらく「モンモリロナイト」優勢）が検出されました。「花崗岩」であることは確定しました。典型的な「アマゾナイト（天河石）」は検出されませんでしたが、青みを帯びていたのはそれに近い、「アルバイト（曹長石）」、「オーソクレース（正長石）」である可能性が高くなりました。また、スメクタイト類の鉱物が花崗岩中に検出された結果は非常に興味深いもので、この花崗岩がやや風化して含有物が変化した可能性を示唆するものとなりました。