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シュードテクタイト | アイト図鑑

シュードテクタイト

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シュードテクタイト

Pseudo tektite

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シュードテクタイト
モチーフ 火山グラス
和名 火山グラス
英名 Pseudo tektite, Volcanic glass
分類岩石
硬度 ---
組式---
産地世界各地
黒, グレー

石の説明

海外では、「シュードテクタイト(Pseudo tektite)」の通り名を持つ「疑似テクタイト」とは、「テクタイト」によく似た「火山ガラス」のことです。同じ火山ガラスに分類される「黒曜石」とは外見的特徴、物理的特徴がかなりますが、どちらも天然に形成されたガラスです。とくに「疑似テクタイト」は、「テクタイト」とは全く異なる形成方法を経ています。
※日本語では、「黒曜石」と異なるこのタイプの火山ガラスを指す名称が確立していないため、以下では「疑似テクタイト」という名称を使用します。

「疑似テクタイト」は、隕石落下時に生成されるインパクトガラス「テクタイト」と非常に似ており、見分けがつかないものも多くあります。ですが、火山ガラスの特性上、「黒曜石」や「松脂石」のように「疑似テクタイト」も水分をわずかに含有している可能性が高いです。一方で、隕石落下時に生成される「テクタイト」は超高温、高圧力の環境にさらされて形成されるため、ほとんど水分を含む余地がありません。
断定はできませんが判別の手段として、湿気の作用を受けない乾燥した実験環境を用意し、そこで「疑似テクタイト」とされる天然ガラスのうすい破片をガス火炎で加熱します。その際に水分を含んでいれば細かい泡や泡のふくらみを発生させながら溶解するはずです。水分を含んでいることを意味する泡が生じれば「火山ガラス」、泡ができずそのまま溶解して液化すれば「テクタイト」と見分けられる可能性があります。(※炎を使う実験は非常に危険ですので、実際には行わないでください。)
ちなみに、「疑似テクタイト」は、発見地によりそれぞれ異なる名称が付けられています。例えば、アリゾナ州の「サフォーダイト」(別名「チンターマニストーン」)、インドネシアの「アグニマニタイト」、コロンビアの「コロンビアナイト」などが代表例です。これらは黒からグレー、茶色を帯びた半透明の塊として発見されます。
ただし、これらが本当に「テクタイト」か「火山ガラス」かは、未だ明確には結論付けられていません。発見地の地理情報として、付近に火山がある、もしくは過去に火山活動があった可能性がある地域なため、一般的には火山ガラスである可能性が高いと考えられています。
もし、これらの天然ガラスが火山ガラスである「疑似テクタイト」とされたら落胆するかもしれません。しかしながら、火山ガラスの特殊形状である「疑似テクタイト」は、これもまた別の形で大自然が生み出した貴重な産物であり、その存在自体に大いなる価値があると考えます。

キャラプロフィール

シュードテクタイト
種族---
高さ---