セリコ
セリコ
Sericho- 表示切替
セリコ | |
モチーフ | Sericho隕石 |
和名 | パラサイト隕石 |
英名 | Pallasite, Sericho pallasite, Sericho meteorite |
分類 | パラサイト隕石 |
総回収量 | 約 2800 kg |
組式 | --- |
産地 | ケニア |
色 | 黄, オレンジ |
キャラ セリコのモデル
「Serico隕石(セリコ隕石)」は、ケニアで発見されたパラサイト隕石のひとつ。石の説明
※ご注意ください(2025年5月追記)
現在、「Serico隕石(セリコ隕石)」の偽物が流通しているとの報告を多数見かけます。ご購入の際は信頼できる販売者を選び、商品内容の写真などをよくご確認ください。
本状況を踏まえ、見た目の特徴についての解説を一部修正しました。
また、ローレンサイト病を発症しやすい隕石として知られています。
※ローレンサイト病とは、隕石の病気。錆が進行し、ボロボロになる症状がみられます。br>
「Serico隕石」の物語
ケニア南部にあるハバスワイン村から西方向の地域で、二人の兄弟がラクダを探していたところ、この「Serico隕石」が見つかりました。この地域は地理的に岩石などはありませんでしたが、奇妙なことにそこにだけ石の密集地があったことで気がついたようです。それからクレーンで回収され、2016年に隕石として認可されましたが、この奇妙な石の密集地はラクダ飼いたちの間ではかなり前から知られていたそうです。
「Serico隕石」の特徴
- 隕石全体の形状:大きい個体では、全体的にやや丸みを帯びています。大きなレグマグリプトを持たない傾向です。
- 表皮:長いこと放置されていたこともあり、風化が激しく、ほぼ茶褐色一色です。隕石落下時に高温で表皮が溶けて現れるクラストらしいあとや、ツヤはなく、ザラついています。小さな穴がいくつかあいているものもありますが、これらは内部のかんらん石が風化などで脱落したあとです。
- スライス面のウィドマンシュテッテン構造:ほぼ現れません。ただし、鉄分リッチなレア個体もあり、若干現れることがあります。
- かんらん石の色:明るい黄色から茶褐色、風化が強いものでは黒寄り
- かんらん石の形状:「Serico隕石」の場合、全体的にやや丸みを帯びています。隕石全体に含まれるかんらん石の密集密度が高いため、隣接しているかんらん石同士が融合している部分も多いです。
- かんらん石の配列: 「Serico隕石」は、隕石全体に含まれる かんらん石 の密集密度が高く、やや鉄隕石部分の体積が劣勢になるほど、全体的に均等に隕石中を埋め尽くしています。
隕石の説明における注釈
隕石は一般的な鉱物とはちがい、種(種類)としての登録ではなく、識別カテゴリーでの登録がされます。 この図鑑では、識別登録された隕石の代表的な特徴とその背景について記載していますが、隕石の個体差は非常に大きく例外も多いため、内容は参考程度にお読みください。キャラプロフィール
セリコ | |
種族 | パラサイト族 |
高さ | --- |