魚眼石は、ケイ酸塩鉱物の一種で、「フッ素魚眼石」「水酸魚眼石」「ソーダ魚眼石」の3種にこまかく分類されますが、一般的にこれらをまとめて「魚眼石」と呼んでいます。（これらの鉱物は魚眼石グループとして分類されています。）そのほとんどを「フッ素魚眼石」が占めています。変成岩、熱水鉱床から沸石系の鉱物と共に産出されます。
魚眼石はパワーストーン業界でもとても有名です。魚眼石といえば、透明感のある青緑色のイメージとして定着していますが、一般的な魚眼石は無色透明をしています。透明感のある青緑色の魚眼石は微量のバナジウムによって緑色を帯びていると考えられています。
英名の「アポフィライト」の名前の由来は、加熱すると葉のようにうすくはがれる特徴を持っていることから、ギリシャ語の「apo」（離れる）と「phyllazein」（葉を意味する）から来ています。