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ゲベルカミル (Gebel Kamil) | アイト図鑑

ゲベルカミル

Gebel Kamil隕石
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ゲベルカミル

Gebel Kamil

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ゲベルカミル
モチーフ Gebel Kamil隕石
和名 鉄ニッケル隕石,鉄隕石
英名 Gebel Kamil, Gebel Kamil meteorite, Ataxite
分類隕石
総回収量 約 1600 kg
組式---
産地エジプト
褐色, 黒

石の説明

「ゲベルカミル隕石」(Gebel Kamil meteorite)は、2009年にエジプト東部の砂漠で発見されたアタキサイトに分類されるめずらしい鉄隕石です。総回収量は1.6トンほど。イタリアとエジプトの研究者チームによって、カミルクレーターで発見されました。
最近になって発見されたゲベルカミル隕石ですが、この隕石が落下したのは約5000年前と推定されています。
    「ゲベルカミル隕石」の特徴
  • 外観の特徴:隕石全体の形状は非常にユニークで、かなり複雑な形をしています。隕石衝突時、高温で溶け、ちぎれたりして変形した様子がよく分かります。この特異な形状は、ゲベルカミル隕石の最大の特徴です。
    表皮の色は全体的に褐色です。隕石落下から相当な時間が経っているため風化はしていますが、隕石がボロボロになるような様子はありません。砂漠に落下したため、奇跡的に自然の保存状態が良好です。
  • エッチング断面の特徴:アタキサイト特有の鏡面がみられます。アタキサイトは鉄隕石を構成しているニッケル成分の比率が高く、ウィドマンシュテッテン構造は見られません。

隕石の説明における注釈

隕石は一般的な鉱物とはちがい、種(種類)としての登録ではなく、識別カテゴリーでの登録がされます。 この図鑑では、識別登録された隕石の代表的な特徴とその背景について記載していますが、隕石の個体差は非常に大きく例外も多いため、内容は参考程度にお読みください。

キャラプロフィール

ゲベルカミル
種族---
高さ---